小さい子の目には、大きいものがより大きく見えるものです。
小璃紅目線で有寿を見上げると、おそらくモビルスーツか
モーターヘッドなみのスケールで映ってるんじゃないでしょうか。

「大っきなロポットみたい…」
「だから乗っかっても叩いても蹴っても大丈夫。だって強いもん」

…この程度の認識なのかも(笑)。

小璃紅を着替えさせていて、最後に靴を履かせようとした時
ふと目の前にあった有寿の靴が目について…
何の気なしに履かせてみたら、まぁ可愛い(笑)。
しかも自立安定性アップ。
こんなポーズで上体を傾けても倒れないんですよ。
自分の靴を履いてる時には絶対できないのにね。面白い発見。
ちなみにこの子と有寿では、足の大きさは2倍強、靴の大きさは
ほぼ2倍の差です。(そして2人とも靴難民…)
同一人物の成長前と成長後という設定ですから、こんなふうに
同じ構図で撮った写真を並べてみるのも面白い。
璃紅にはカスタム入ってますが、小璃紅は造形もメイクもデフォルトのまま。
違うメーカーの子同士なのに、よくもここまで似てるもんだなぁ…と
今でも撮るたびにいちいち感動しています(笑)。
そして有寿のほうはといえば。
相手があまりにも小っちゃすぎて、ちょっとつついただけで
つぶれてしまうんじゃないだろうかとか
抱っこや肩車してて 落っことしたらどうしようとか
最初はビクビクしながら相手をしてたんじゃないかなー

今やすっかり手慣れたもので、いい感じのパパっぷりで
写真に収まってくれますが。

それは私が人形趣味にハマる、はるか以前の話。

友人との待ち合わせ場所でボーッと立っていた私の前を、
えらくカッコイイ、モデルのようなきれーな男の子が
2つか3つぐらいの小さい女の子を連れて通り過ぎました。

なんかそれが見るも意外な組み合わせだったのに加えて
女の子はBPH風のフリヒラドレス。
普通めったに見ませんよね。ナマで子供がそんな服着てるのとか
22〜23歳の若い男の子がそんな小さい子連れて歩いてるのとか。

だからもう目立ちまくってて、周りの視線は
一気にその2人に集まってました。
なにせ可愛い服着た可愛い女の子と、カッコイイおにーさん。
それぞれ1人ずつでも、たぶん道行く人は振り返ってたでしょう。

だけどどう見ても兄妹って感じじゃないよなぁ…
でもすごく仲良さそうだし、慣れた感じで抱っこしてるし
…まさか親子?
えらく若いパパだなー…それとも姪っ子か何かかな?

と、いろんな想像を掻き立てられながら
ほんの数分間、目の前を通り過ぎたその光景は
まるで映画かマンガのワンシーンを見てるかのようでした。



今、こういうことをやってて ふと思う。
有寿と小璃紅の組み合わせの原点って、いまだ強烈に脳裏に焼き付いてる
その時の2人の姿なんだろうなぁ…って(笑)。

小璃紅を撮ってて楽しいのは、同じ構図やシチュエーションでも
璃紅では撮れない絵が撮れること。
あるいは、璃紅で撮るより面白い絵になるということ。
小っちゃい子だから面白い or 小っちゃい子だから許される
そういった絵が撮れるようになって、楽しさが増した気がします。